【E判定から逆転合格】総合型選抜とは?仕組み・対策ステップ・合格を勝ち取る戦略を受験のプロが徹底解説

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【E判定から逆転合格】総合型選抜とは?仕組み・対策ステップ・合格を勝ち取る戦略を受験のプロが徹底解説

「総合型選抜とは、一体どんな入試制度なのだろう?」 「一般選抜の勉強で行き詰まっているけれど、自分も総合型選抜を受けられるのだろうか?」 「模試でE判定ばかり。でも、総合型選抜なら大逆転合格を狙えるって本当?」


大学受験を控えた高校生や、そのお子さんを支える保護者の方の中で、このような疑問や不安を抱えている方は非常に多いのではないでしょうか。


はじめまして。私は国公立文系大学を卒業し、現在は20代後半の受験戦略コンサルタントとして活動しています。これまでに数多くの受験生に対して、一人ひとりの特性に合わせた学習計画の立案や入試戦略の指導を行ってきました。


実は、偉そうに語っている私自身も、高校3年生の夏まで模試で「E判定」しか取ったことがない落ちこぼれ受験生でした。周りの友達がどんどんA判定やB判定を取っていく中で、自分だけが取り残される焦りと不安は、今でも鮮明に覚えています。


そんな絶望的な状況から私を救い、第一志望の国公立大学への逆転合格を可能にしてくれたのが、入試制度を徹底的に分析し、自分の強みを最大限に活かす「戦略的な受験対策」でした。


この記事では、近年受験者数が急増している「総合型選抜とは何か」という基本情報から、一般選抜や学校推薦型選抜との違い、E判定からでも大逆転を狙える具体的な対策ステップ、そしてよくある失敗例まで、私の受験生時代の実体験とこれまでの指導経験を凝縮して、包み隠さずお伝えします。


抽象的な精神論は一切排除し、読んだその日からすぐに実践できる具体的なアクションプランを提示しますので、ぜひ最後まで目を通してください。



2. 総合型選抜とは?その仕組みと一般選抜との違い【結論ファースト】

まずは読者の皆様が最も知りたい「総合型選抜とは何か」という結論から、分かりやすく解説していきます。

総合型選抜とは?一言でいうと「大学と受験生の相性を見極めるマッチング入試」

「総合型選抜とは」を一言で表現するなら、「大学側が提示する求める学生像(アドミッション・ポリシー)に、受験生自身の能力、意欲、将来の目的がどれだけ一致しているかを多面的に評価する入試制度」です。


かつて「AO入試(アドミッション・オフィス入試)」と呼ばれていた制度が、近年の大学入試改革に伴って発展的に生まれ変わったのが総合型選抜です。


一般選抜が「当日のペーパーテストの点数(学力)」だけで合否を競うのに対し、総合型選抜では以下のような多角的な視点から合否が判定されます。


  • これまでの実績や活動(部活動、生徒会、ボランティア、資格・検定など)

  • 大学で何を学びたいのかという強い意欲(志望理由書、自己推薦書)

  • 論理的思考力や表現力(小論文、プレゼンテーション)

  • 大学の教授陣と対面して行うコミュニケーション能力(面接、口頭試問)


「学力試験がないから楽そう」と誤解されがちですが、実際には「大学進学後に学問を修めるに足りる基礎学力」があるかどうかも、調査書や独自の課題、場合によっては大学入学共通テストの成績などを通じて厳しくチェックされます。

一般選抜・学校推薦型選抜との決定的な3つの違い

大学入試には大きく分けて「一般選抜」「学校推薦型選抜(指定校推薦・公募推薦)」「総合型選抜」の3つがあります。これらの違いを一覧表で整理しました。


項目

総合型選抜

一般選抜

学校推薦型選抜(指定校)

学校推薦型選抜(公募)

主な選考方法

書類、小論文、面接、プレゼン等

ペーパーテスト(学力)

校内選考(ほぼ面接・書類のみ)

書類、小論文、面接、学力試験など

出願時期

9月〜10月頃

1月〜2月頃

10月〜11月頃

11月頃

学校長の推薦

不要(自己推薦)

不要

必要

必要

評定平均の基準

なし、または比較的緩やか

なし

厳しい(高い評定が必要)

大学ごとの基準あり

併願の可否

専願(合格したら必ず入学)が多いが、近年は併願可能校も増加

自由(何校でも併願可能)

原則専願(合格したら必ず入学)

専願・併願どちらもある


総合型選抜の最大のポイントは、「学校長の推薦が不要で、自分で自分を推薦して出願できる点」、そして「評定平均(高校の成績)がそれほど高くなくても、出願できる大学が多い点」にあります。

総合型選抜に向いている人・向いていない人の特徴

私の指導経験上、総合型選抜には明確な「向き・不向き」が存在します。メリットだけでなく、デメリットも含めて正直にお伝えします。

総合型選抜に向いている人の特徴

  1. 「将来これがやりたい」「この大学のこの教授のもとで学びたい」という明確な目的意識がある人

  2. 一つのことに熱中した経験がある人(部活動、探究学習、趣味、資格取得など、ジャンルは問いません)

  3. 文章を書くことや、自分の意見を他人に伝えることが苦にならない人

  4. 想定外の質問に対しても、自分の言葉で臨機応変に答えられる人

総合型選抜に向いていない人の特徴

  1. 「ただ早く合格したいから」「一般受験の勉強から逃げたいから」という消極的な理由の人

  2. 大学進学後にやりたいことが全く思い浮かばず、考えるのも面倒な人

  3. 他人の意見やアドバイスを素直に受け入れ、書類を何度も書き直す根気がない人

  4. 合格後に学力不足で大学の講義についていけなくなるリスクを覚悟できない人


もしあなたが「向いている人」に一つでも当てはまるなら、たとえ今の模試がE判定であっても、総合型選抜に挑戦する価値は十分にあります。



3. 総合型選抜で合格を掴むための「5つの対策ステップ」

総合型選抜で合格を勝ち取るためには、一般選抜とは全く異なる「戦略的なスケジュール管理」と「入念な準備」が必要です。


ここでは、私が実際に指導し、E判定から逆転合格を果たした生徒たちが実践した「5つの対策ステップ」を、具体的な数字や時間、実例を交えて解説します。


【総合型選抜 対策の5ステップ】

ステップ1:自己分析とアドミッション・ポリシーの読み込み(目安期間:3週間)

 ↓

ステップ2:志望理由書・自己推薦書の作成(目安時間:30〜50時間・推敲10回以上)

 ↓

ステップ3:小論文対策(目安期間:2ヶ月間、週2本の執筆と添削)

 ↓

ステップ4:面接・プレゼンテーション対策(目安:模擬面接15回以上)

 ↓

ステップ5:一般選抜(学科試験)対策との両立計画(比率は7:3からスタート)


それぞれのステップについて、今日から始められる具体的なアクションに落とし込んで説明します。



【ステップ1】自己分析とアドミッション・ポリシーの読み込み(目安期間:3週間)

総合型選抜のスタートラインは、自分自身を知ることと、大学が求める人物像を完璧に理解することです。

アクション1:過去の「感情が動いた瞬間」をすべて書き出す(自己分析)

ノートを1冊用意し、あなたのこれまでの人生(小学校〜高校)を振り返り、以下の3つの問いに対する答えを書き出してください。


  • 「これまでに一番時間を忘れて熱中したことは何か?」

  • 「人生で最も挫折した経験と、それをどう乗り越えたか?」

  • 「日常の生活やニュースを見ていて、怒りや疑問を感じることは何か?」


私の教え子で、部活動の実績も生徒会経験もない普通の男子高校生がいました。彼はこの自己分析の中で「おばあちゃん子がきっかけで、地域の高齢者福祉に興味を持ったこと」を思い出しました。これが後に、福祉系学部への強力な志望理由書へとつながったのです。

アクション2:志望大学の「アドミッション・ポリシー」を3回熟読する

大学のホームページやパンフレットを開き、アドミッション・ポリシー(求める学生像)を印刷してください。そして、以下の点を意識して赤ペンで線を引きながら3回読み込みましょう。


  • 「この大学は、どのような基礎学力・資質を求めているか?」

  • 「この学部が解決しようとしている社会課題は何か?」


アドミッション・ポリシーに書かれている言葉は、大学からの「こんな生徒に来てほしい」というラブレターです。自分の自己分析の結果と、大学の求める人物像が交わるポイントを徹底的に見つけ出してください。



【ステップ2】志望理由書・自己推薦書の作成(目安時間:30〜50時間・リライト10回以上)

書類選考の合否を分ける最も重要な書類が「志望理由書」です。これは1日や2日で書けるものではありません。じっくりと時間をかけて「30〜50時間」は机に向かい、少なくとも「10回以上」は推敲(リライト)を繰り返す覚悟を持ってください。


志望理由書は、以下の「4部構成(黄金テンプレート)」で書くと、論理的で説得力のある文章になります。


  1. 【結論・将来のビジョン】(全体の15%)

  • 「私は将来、〇〇という課題を解決するために、〇〇という職業(または研究)に就きたいと考えている。そのために貴学〇〇学部での学びが必要不可欠であるため、志望する。」

  • 【きっかけ・原体験】(全体の25%)

  • なぜそのビジョンを持つようになったのか、あなた自身の具体的なエピソード(原体験)を語ります。「本を読んだ」「テレビを見た」だけでなく、そこから一歩踏み込んで自分自身がどう感じ、どう行動したかを書くのがポイントです。

  • 【大学で学びたいこと・研究計画】(全体の40%)

  • 「なぜ他の大学ではなく、この大学なのか」を具体的に示します。

  • 例:「〇〇教授の『〇〇に関する研究』のゼミに参加し、〇〇について学びたい」「貴学独自の〇〇カリキュラムを活用し、3年次に〇〇留学を実現したい」など、パンフレットや大学のシラバス(講義要項)を徹底的に調べ、具体的な教授名や講義名を書き入れます。

  • 【将来の展望と大学への貢献】(全体の20%)

  • 卒業後、大学での学びを社会にどう還元するのか、そしてあなたが入学することで大学にどのような多様性やメリットをもたらすことができるかを述べて締めくくります。

プロからのアドバイス

志望理由書を書く際は、主観的な感想(「〜だと思います」「〜したいです」の連続)を避け、「〇〇という客観的事実に基づき、私は〇〇を検証する必要があると考える」のように、論理的かつ知的な表現を心がけてください。



【ステップ3】小論文対策(目安期間:2ヶ月間、週2本の執筆と添削)

総合型選抜で多くの大学が課す「小論文」は、単なる作文や感想文ではありません。「与えられた課題に対して、論理的に思考し、客観的な根拠を示しながら、自分の主張を説得力のある文章で表現する試験」です。


小論文対策は、「2ヶ月前からスタートし、週に2本(計16本以上)の執筆と、学校の先生や塾の講師による添削を受けること」を最低ラインの目安にしてください。


小論文の基本的な書き方は、以下の「3部構成(主張・理由・具体例・結論)」を徹底的に体に叩き込みましょう。


  • 第1段落:自分の主張(YesかNoか、または自分の立場を明確にする)

  • 第2段落:その主張の理由と具体的根拠(社会問題のデータや、歴史的背景、具体的な事例を挙げる)

  • 第3段落:予想される反論への理解と、それを踏まえた解決策・結論

対策の手順

  1. 志望学問分野のキーワード集や新書を読む(1日30分)

  • 例:経済学部志望なら「行動経済学」「SDGsと企業活動」、法学部なら「少年法改正」「個人情報保護」など、よく出るテーマの知識(インプット)がなければ、文章は書けません。

  • 時間を計って原稿用紙に書く(目安:60分で800字)

  • 最初は時間がかかっても構いませんが、慣れてきたら実際の試験時間マイナス10分で書き終える練習をしましょう。

  • 必ず「第三者による添削」を受ける

  • 自分で書いた文章の論理の破綻や、誤字脱字、言葉遣いの誤りは自分では気づけません。信頼できる大人に必ず赤ペンを入れてもらい、指摘された部分を必ず「書き直す(リライトする)」ところまでが1セットです。



【ステップ4】面接・プレゼンテーション対策(目安:模擬面接15回以上)

面接は、提出した「志望理由書」の裏付け捜査の場です。書類にどれだけ立派なことが書かれていても、面接で自分の言葉で語れなければ、一発で不合格になります。


面接対策の目安は「異なる相手と、1回30分の模擬面接を15回以上行うこと」です。

模擬面接の具体的な進め方

  • 相手を変える: 学校の担任の先生、学年の違う先生、進路指導の先生、両親、塾の先生など、あえて「自分に対して厳しい人」や「あまり親しくない人」にお願いすることで、本番の緊張感を再現できます。

  • 質問に対する「一問一答」を作らない: 質問に対するセリフを丸暗記すると、本番で少しでも質問の角度が変わったときに頭が真っ白になります。「この質問には、このキーワードを使って答える」という「構成要素(骨組み)」だけを決めておき、言葉はその場で紡ぎ出す練習をしてください。

  • 自分の面接中の姿を動画で撮影する: これが最も効果的な方法です。スマホで模擬面接の様子を動画撮影し、後で見返してください。

  • 「視線がキョロキョロしていないか?」

  • 「『えーっと』『あのー』を連発していないか?」

  • 「結論から話せているか?」 自己嫌悪に陥るかもしれませんが、客観的に自分を見ることで、劇的に面接スキルが向上します。



【ステップ5】一般選抜(学科試験)対策との両立計画(比率は7:3からスタート)

これは私が受験戦略コンサルタントとして強くお伝えしたい点です。「総合型選抜対策を始めると、一般選抜の勉強時間がゼロになってしまう」受験生が非常に多いのですが、これは極めて危険です。


万が一、総合型選抜が不合格だった場合、そこから慌てて一般選抜の勉強を始めても間に合いません。また、総合型選抜の合格条件に「共通テストで〇割以上取得すること」と定められているケースも増えています。


したがって、対策の比率は以下のようにコントロールしてください。


  • 7月〜8月(夏休み): 一般選抜の勉強:総合型選抜対策 = 7:3 (夏休みは、一般選抜のための基礎学力を固める最後のチャンスです。総合型対策は、自己分析や書類の骨組み作成に留め、勉強時間はしっかり確保しましょう。)

  • 9月〜10月(出願・直前期): 一般選抜の勉強:総合型選抜対策 = 5:5 または 4:6 (この時期は書類の清書や面接練習がピークを迎えるため、一時的に総合型対策の比重が上がりますが、1日最低3時間は一般選抜のための英単語や数式に触れ、学力をなまらせないようにします。)

  • 11月(1次合格後・2次直前): 一時的に総合型対策に集中。ただし、1次試験が終わったその日の夜からは、即座に一般選抜の勉強モードに戻ること。


このバランスを維持することで、総合型選抜に万が一落ちてしまっても、一般選抜でしっかりと合格を勝ち取れる「タフな受験生」になることができます。



4. 総合型選抜でよくある4つの失敗例と注意点【私のリアルな指導・体験談】

ここでは、私がこれまでに見てきた「総合型選抜で不合格になってしまう受験生の典型的なパターン」を紹介します。私自身の恥ずかしい失敗談や、これまでの指導経験に基づくリアルな教訓ですので、ぜひ反面教師にしてください。

失敗例①:志望理由書が「大学パンフレットのコピペ」になってしまう

最も多い失敗が、志望理由書の「具体性の欠如」です。 例えば、以下のような文章です。


「貴学の〇〇学部は、アットホームな雰囲気で、留学制度が充実している点に魅力を感じました。また、インターンシップ制度が盛んであり、社会で即戦力となる力を身につけられると考え、志望いたしました。」


このような文章は、一見きれいにまとまっているように見えますが、大学の教授から見れば「うちのパンフレットを適当に切り貼りしただけだな」「他の大学でも同じことが言えるのではないか」と、一瞬で見破られます。

改善のアドバイス

大学の「特徴」を説明するのではなく、「なぜあなたにとってその制度が必要なのか」という主観と客観の結びつきを書いてください。 「留学制度があるから」ではなく、「私は将来〇〇の分野で起業したい。そのためには、貴学の〇〇留学プログラムで提供されている『現地のベンチャー企業での就業体験』という、他大学にはない独自のカリキュラムが、私のビジョン実現にどうしても必要である」というレベルまで具体化しましょう。

失敗例②:総合型選抜「一本絞り」で一般選抜の勉強を完全にやめてしまう

これは私が高校3年生の秋に、指導したある生徒(仮にA君とします)の事例です。


A君は非常にコミュニケーション能力が高く、探究学習でも優秀な成績を収めていました。彼は「自分は総合型選抜で絶対に受かる」と確信し、高3の9月以降、机の上の参考書をすべて片付け、面接練習と志望理由書の推敲だけに没頭しました。模試の判定は相変わらずE判定でしたが、「総合型だから関係ない」と、一般選抜の勉強を完全にストップしてしまったのです。


結果は、まさかの「不合格」。不合格の通知を受け取った11月半ば、A君は目の前が真っ暗になりました。そこから一般選抜の勉強を再開しようとしましたが、2ヶ月以上のブランクで英単語も数式も頭から抜け落ちており、精神的にも追い詰められ、結果として厳しい浪人生活を送ることになってしまいました。


総合型選抜は、どれだけ準備をしても「水物」の側面があります。倍率が10倍を超えることも珍しくありません。だからこそ、「総合型で受かったらラッキー、本命は一般選抜でねじ伏せる」という強い気持ちを持ち、一般選抜の勉強の手を絶対に緩めないでください。

失敗例③:評定平均や出願要件の確認不足(募集要項の確認徹底)

「総合型選抜だから、成績は関係ないはず」と思い込み、高校3年生の夏の出願直前になって、実は「評定平均3.8以上」や「英検2級以上」が出願必須条件だったことに気づき、受験すらできなかったという悲劇が毎年必ず起こります。


大学によって、総合型選抜の出願資格は非常に細かく規定されています。


  • 「全体の学習成績の状況(評定平均)が〇.〇以上であること」

  • 「英語外部検定試験(英検、TEAPなど)のスコアが〇〇以上であること」

  • 「〇〇に関する事前課題を提出すること」


気になる大学があれば、今すぐその大学のホームページから最新の「学生募集要項(または入試要項)」をダウンロードし、出願資格の一言一句をくまなくチェックしてください。


詳細は必ず公式の募集要項で確認することが、受験戦略における鉄則です。

失敗例④:活動実績(実績アピール)ばかりにこだわり、将来のビジョンが語れない

「私は高校時代に部活動で県大会で優勝しました」「ボランティア活動に〇〇時間参加しました」 このように、自分の過去の実績をこれでもかとアピールする受験生がいます。


もちろん実績があるに越したことはありませんが、大学側が最も知りたいのは、「その経験を通じて、あなたは何を学び、それが大学での学問や将来のビジョンにどうつながっているのか」というプロセスと未来への展望です。


いくら素晴らしい実績があっても、「で、大学で何がしたいの?」という問いに答えられなければ、総合型選抜では合格できません。実績の「大きさ」に臆する必要はありません。小さな実績であっても、そこから得た気づきや学びを、将来の学問に結びつけて語れる受験生の方が、圧倒的に高く評価されます。



5. あなたが「今日から取るべきアクション」

ここまで「総合型選抜とは何か」について、その仕組みや対策、失敗しないための注意点をお伝えしてきました。


模試でE判定だった私の受験生時代を振り返っても、そして多くの受験生を指導してきた今になっても、確信を持って言えることがあります。それは、「合格する受験生と、不合格になる受験生の唯一の差は、情報を行動に変えるスピードである」ということです。


この記事を読んで「なるほど、総合型選抜ってそんな仕組みなんだ」と納得するだけで終わってしまっては、あなたの現状は1ミリも変わりません。E判定からの大逆転合格を現実にするために、まずは今日中に以下の3つのアクションを実行してください。

アクション1:志望大学の「アドミッション・ポリシー」と「募集要項」を検索する

スマートフォンで「(志望大学名) 総合型選抜 募集要項」と検索し、PDFファイルをダウンロードしてください。出願資格に評定平均や英語資格の制限があるか、どのような書類が必要かを、今すぐ確認しましょう。

アクション2:ノートに「自分が高校時代に最も熱中したこと」を1つだけ書き出す

どんなに小さなことでも構いません。ゲームでも、読書でも、部活でも、アルバイトでも、授業中の特定のテーマでも構いません。その中に、あなたの「学びの原動力」が隠されています。

アクション3:自分の状況をプロに客観的に分析してもらう

「自分の評定で受けられる大学はあるのか?」「この活動実績で総合型選抜に挑戦できるのか?」 一人で悩んでいても、正しい答えは出ません。特にE判定から逆転合格を目指すのであれば、限られた時間を1分1秒無駄にすることはできません。


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6. まとめ

最後に、この記事で解説した「総合型選抜とは」に関する重要ポイントを箇条書きで整理します。

今回の重要ポイント

  • 総合型選抜とは、学力試験一辺倒ではなく、大学の求める人物像(アドミッション・ポリシー)とのマッチングを重視する入試制度。

  • 一般選抜や推薦入試と異なり、評定平均の基準が緩やかで、学校長の推薦がなくても自分自身を推薦して出願できる。

  • 合格を掴むためには、「自己分析」「アドミッション・ポリシーの理解」「論理的な志望理由書の作成」「徹底的な面接・小論文対策」が必要不可欠。

  • 最大の罠は「総合型一本に絞ること」。一般選抜の勉強時間を最低でも3割以上確保し、両立させる「二刀流戦略」こそが逆転合格の鉄則。

  • 出願要件は大学によって千差万別。必ず早い段階で、公式の募集要項をチェックすること。

E判定から逆転合格を目指すあなたへ

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かつて高3の夏に模試でE判定を突きつけられ、絶望していた私に、当時の先生は「お前にはお前にしかない強みがある。それを言語化できれば、必ず道は開ける」と言ってくれました。その言葉を信じて、自分の内面と向き合い、徹底的な戦略を立てて挑んだからこそ、今の私があります。


受験は、単なる知識の暗記競争ではありません。「自分を知り、相手(大学)を知り、そこに至るための戦略を立てて実行する力」を養う、人生最大の成長のチャンスです。


模試の判定がE判定であっても、それは「今現時点での学力テストの点数」を示しているに過ぎず、あなたの「将来の可能性」を否定するものでは絶対にありません。


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