
「夏休みが近づいてきて、周りのみんなは塾や予備校の夏期講習をたくさん申し込んでいる。でも、自分は夏期講習に行かないという選択をして本当に大丈夫なのだろうか……?」 「高いお金を払って夏期講習に行く価値があるのか疑問。自習で乗り切れるなら、行かない選択をして自分のペースで勉強したい」
あなたはいま、このような不安や悩みを抱えていませんか?
学校の先生からは「受験生の夏は天王山だ。夏期講習で応用力を身につけろ」と言われ、予備校の面談では「合格するためにはこの10講座(数十万円分)を取る必要があります」と迫られる。そんな環境の中にいれば、夏期講習に「行かない」という選択をすること自体が、まるで受験を諦めるかのような恐ろしい決断に思えてしまうのも無理はありません。
はじめまして。私は「逆転コーチング」の受験戦略コンサルタントとして、これまでに多くの受験生の逆転合格をサポートしてきました。私自身、今でこそ20代後半の専門家として指導を行っていますが、高校3年生の夏時点では、模試の判定が「E判定」という、絶望的な状況にいました。志望校は国公立大学の文系学部。記述模試でもマーク模試でも、合格ラインには程遠い点数しか取れていませんでした。
そんな私が、高3の夏休みに下した大きな決断。それが、「大手予備校の夏期講習に一切行かない」という選択でした。
結果として、私は夏休みの1ヶ月半、1冊ずつの参考書を徹底的に完璧にする自学自習にすべての時間を捧げました。その結果、秋の模試では偏差値が15以上アップし、冬の共通テスト(当時はセンター試験)を突破して、第一志望であった国公立文系大学にE判定から大逆転合格を果たすことができたのです。
この記事では、同じように「夏期講習に『行かない』という選択肢を考えているけれど、不安で踏み切れない」と悩んでいる高校生や、その決断を温かくサポートしたい保護者の方に向けて、私の実体験とこれまでの指導経験に基づいた「夏期講習なしで逆転合格するための具体的な学習戦略」を徹底的に解説します。
精神論や曖昧なアドバイスは一切排除し、今日からあなたが何をすべきか、具体的な数字と手順を交えてお届けします。ぜひ最後まで読み込んで、この夏を最大の飛躍のチャンスに変えてください。
結論からお伝えします。受験生の夏、夏期講習に「行かない」という選択は、大いにアリであり、むしろ逆転合格を狙う人にとっては「最強の近道」になり得ます。
多くの人が「夏期講習に行かないと、受験勉強から取り残されて不合格になる」と思い込んでいますが、これは大きな誤解です。なぜなら、合否を分けるのは「授業を聞いた時間」ではなく、「自分で問題を手を動かして解き、完璧に暗記した時間(=自学自習の時間)」だからです。
まずは、なぜ夏期講習に行かない選択が、これほどまでに大きなメリットを生むのか、受験戦略専門家の視点から3つの理由を解説します。
夏期講習の授業は、基本的に「集団一斉授業」です(映像授業であっても、決められたカリキュラムをこなす点では同じです)。 例えば、「英語長文読解」の講座を受講したとします。しかし、あなたが英語長文を読めない本当の原因が「英単語の暗記不足」や「英文法の基礎の抜け」だった場合、いくら長文の解説講義を何時間聞いたところで、根本的な読解力は1ミリも伸びません。
現在の偏差値が50未満の受験生や、E判定から逆転合格を目指す受験生にとって、夏休みに最優先すべきは「基礎の徹底的な復習」です。 夏期講習に行かない選択をすることで、予備校のカリキュラムに合わせる必要がなくなり、「英語のシステム英単語を1から覚え直す」「数学Ⅰ・Aのチャート式で苦手な分野だけを徹底的に潰す」といった、今のあなたに本当に必要な勉強だけに100%の時間を使うことができます。
夏期講習に通うとなると、以下のような「目に見えない時間ロス」が大量に発生します。
予備校への往復の移動時間(片道30分なら、往復で毎日1時間)
授業と授業の間の待ち時間(30分〜1時間)
自分のレベルに合っていない、簡単すぎる(または難しすぎる)授業を聞いている時間
授業の「予習・復習」に追われ、自分の苦手科目を自習する時間がなくなる
1日は24時間しかありません。夏期講習に行かない選択をした受験生は、この無駄なロスタイムをすべて「自分のための自習時間」に変えることができます。移動時間だけでも、1ヶ月(30日)で30時間の差がつきます。この30時間があれば、英文法の参考書を丸々2周、完璧に仕上げることが可能です。
予備校の授業は、1回の講義で進むスピードが非常にゆっくりです。週に1回、あるいは5日間の短期集中であっても、扱える問題数は限られています。 一方で、市販の良質な参考書を使った「参考書学習」であれば、授業の約3倍〜5倍のスピードで学習を進めることができます。
例えば、予備校で「関係代名詞」の解説を90分間受けるのと、英文法の講義系参考書(『大岩のいちばんはじめの英文法』など)を自分で15分読んで理解し、残りの75分で問題演習をガツガツこなすのとでは、どちらが身につくでしょうか。明らかに後者です。 自学自習のスピード感を知ると、夏期講習がいかに「時間効率の悪いシステム」であるかが理解できるはずです。
ただし、すべての受験生にとって「夏期講習に行かないこと」が正解とは限りません。ここで一度、冷静にメリット・デメリットを整理し、自分自身の向き・不向きをチェックしてみましょう。
向いている人(行かない方が伸びる) | 向いていない人(行った方が良い可能性がある) | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
・E判定から一気に逆転合格を狙いたい人 | ・自分の弱点(単語、文法など基礎)が明確な人 | ・自分で計画を立て、机に向かう習慣がある人 | ・予備校の授業を受けて「分かった気」になりがちな人 | ・1人だとどうしてもサボって昼過ぎまで寝てしまう人 | ・学校や塾の自習室など、強制力がないと動けない人 | ・すでに基礎が完璧で、トップレベルの応用問題の解説を一流講師から直接聞きたい人 |
もしあなたが「現状の偏差値は低いけれど、絶対に合格したいという強い意志があり、自分で管理して勉強を進める覚悟がある」のであれば、迷わず「夏期講習に行かない」という選択をすることをお勧めします。
夏期講習に行かないと決めた場合、目の前には「何もない、膨大な自習時間」が広がります。これを無計画に過ごしてしまえば、ただただ時間を浪費し、秋になって後悔することになります。
ここでは、私が実際にE判定から合格した際に行い、現在は受験戦略コンサルタントとして指導している「夏休みの自学自習を成功させるための4ステップ」を解説します。数字や時間、進め方の目安を極めて具体的に提示しますので、手元にメモを用意して読み進めてください。
夏休みが始まる前に、まずは「現在の自分の実力」と「志望校の配点・難易度」を徹底的に調べます。 漠然と「英語を頑張る」ではなく、「何ができていて、何ができていないのか」を数値化・明確化します。
過去問(赤本)を1年分、時間を計って解いてみる。 ※「まだ習っていない範囲がある」「点数が取れるわけがない」と思うかもしれませんが、現在の実力とゴール(志望校)の「距離」を測るために、この段階で一度解くことが極めて重要です。国公立文系志望なら、共通テストの過去問、または志望校の2次試験の過去問を解きましょう。
失点原因を分析する。 例えば、英語で3割しか取れなかった場合:「単語が分からなくて読めなかった(単語力不足)」「時間はあったが、文法構造が分からず訳せなかった(文法力不足)」「読むスピードが圧倒的に足りなかった(演習量不足)」など、原因をノートに書き出します。
夏の終わりの目標数値を決める。
例:「8月31日までに、共通テスト模試の英語で7割、国語で6.5割を取る」
例:「8月31日までに、システム英単語の1〜1200番、ターゲット1900の1〜1500番を、どの単語を聞かれても1秒以内に日本語訳が言える状態にする」
夏期講習に行かない選択をした場合、最大の課題は「生活リズムの維持」です。朝起きる時間が遅くなると、その時点で計画は崩壊します。 逆転合格を勝ち取るために、夏休み期間中は「1日12時間勉強」を基準としてください。
以下は、私が高3の夏に実践し、国公立文系に合格した際の実際のタイムスケジュールです。ぜひこれを参考に、あなたの「1日のルーティン」を紙に書いて、勉強部屋の壁に貼ってください。
07:00 - 起床・朝食・脳を目覚めさせる(スマホは見ない)
08:00〜09:00 (1時間) - 自習室、または自宅の机へ移動。英単語・漢字・古文単語などの「暗記系」を、頭が最も冴えているこの時間に一気に詰め込む。
09:00〜12:00 (3時間) - 【最優先科目①:英語(長文・解釈)】。最も脳を使う英語の読解や文法演習を行う。
12:00〜13:00 (1時間) - 昼食・15分程度の仮眠(15分以上の昼寝は脳の働きを低下させるため厳禁)。
13:00〜16:00 (3時間) - 【最優先科目②:数学、または国語(現代文・古文)】。論理的思考が必要な科目を、静かな環境で集中して解く。
16:00〜18:00 (2時間) - 【サブ科目:社会(世界史/日本史/地理)】。暗記と流れの整理を並行して行う。
18:00〜19:00 (1時間) - 夕食・お風呂・少しのリフレッシュ。
19:00〜21:00 (2時間) - 一日の「総復習」と「翌日の予習」。今日解いた問題の解き直し、暗記しきれなかった箇所の再確認。
21:00〜22:00 (1時間) - 再び「暗記系」のメンテナンス。ベッドに入る直前に覚えたものは、睡眠中に脳に定着しやすい。
23:00 - 就寝(必ず7時間以上の睡眠を確保する。睡眠不足は翌日のパフォーマンスを劇的に下げる)。
このスケジュールを忠実に守れば、合計で12時間の勉強時間が確保できます。夏期講習の授業に引きずられることなく、毎日これだけの時間を自分のために投資できれば、驚くほどのスピードで成績は伸びていきます。
夏期講習に行かない独学派にとって、最も重要な勉強の鉄則は「多くの参考書に手を出しすぎず、1冊の参考書をボロボロになるまで繰り返すこと」です。
私の受験指導経験上、成績が伸び悩む受験生は、例外なく「中途半端に解き散らかした参考書」が机の周りに何冊も転がっています。一方で、逆転合格する受験生は、どの科目も「これと決めた1冊」を何度も何度も反復し、問題を見た瞬間に解答のプロセスが脳裏に浮かぶレベルまで仕上げています。
人間の脳は、1回覚えただけでは必ず忘れるようにできています(エビングハウスの忘却曲線)。これを防ぐため、以下のペースで参考書を進めてください。
月曜日〜木曜日(4日間):新しい範囲を進める
例:英文法の問題集を1日20ページずつ、合計80ページ進める。間違えた問題には必ず「×」をつけ、その日のうちに解説を読み込んで解き直す。
金曜日〜土曜日(2日間):間違えた問題だけの「総復習」
この4日間で進めた80ページのうち、×がついた問題だけをもう一度解き直す。正解できたら「◯」をつけ、再度間違えたら「××」にする。全ての範囲が「完璧に解ける」状態にする。
日曜日(1日):予備日・調整日
計画が遅れてしまった場合の調整や、週全体の復習を行う。
目安として、「1冊の参考書を2週間〜3週間で1周し、夏休み全体の1ヶ月半で最低でも3周する」というペースを維持してください。 夏が終わる頃には、「この参考書からなら、どこから出題されても100点をもぎ取れる」という、揺るぎない自信が手に入ります。
夏期講習に行かない独学受験生は、「自分自身が監督であり、選手である」という意識を持たなければなりません。 そのため、毎週日曜日の夜に必ず30分間、以下のような「振り返りシート」をノートに書き、セルフコントロールを行いましょう。
今週の目標達成度(%で表す)
例:「英語の長文読解:目標の30題に対して25題実施(達成度83%)」
今週の良かった点(行動ベースで書く)
例:「朝8時には必ず机に向かい、スマートフォンの電源を切って勉強を開始できた」
今週の課題と改善策
例:「水曜日の午後に集中力が切れ、数学の記述問題から逃げてしまった。来週は午後の集中力が切れる時間帯に、立ち上がって音読スペースで英語の音読をするようにする」
来週の具体的な計画
参考書のページ数、やるべき科目の時間配分を可視化する。
このステップをサボらずに継続できれば、あなたは「ただ勉強を頑張っている受験生」から、「合格するための戦略を自分でコントロールできるプロの受験生」へと進化します。
メリットが非常に大きい「夏期講習に行かない」という選択ですが、当然ながら、甘い誘惑や落とし穴もたくさん存在します。 ここでは、私が高校3年生の夏に犯してしまったリアルな失敗談と、これまで多くの受験生を指導する中で見てきた「典型的な失敗パターン」を3つ、その具体的な回避策と合わせて正直にお話しします。
【私の失敗談】 夏期講習に行かないと決めた高3の7月後半。最初の3日間は「よし、やるぞ!」と燃えていたのですが、4日目の午後、自宅で一人で数学のチャート式を解いている時、どうしても分からない問題にぶつかりました。 「ちょっと息抜きに……」とスマートフォンを手に取り、SNSを開いたのが運の尽き。気づけば1時間、2時間と時間が経ち、その日の勉強時間は目標の半分以下に。激しい自己嫌悪に陥り、翌日も机に向かうのが億劫になってしまいました。
自宅は「誘惑の地雷原」です。夏期講習に行かない受験生は、「勉強する場所」と「休む場所」を物理的に完全に切り離してください。
学校の自習室、図書館、有料の自習室など、「周りの人が全員勉強している環境」に朝一番で身を置く。
外出する際は、スマートフォンの電源を切り、カバンの奥底にしまうか、家に置いていく。
どうしても自宅で勉強せざるを得ない場合は、「タイムロッキングコンテナ(指定時間スマホを取り出せない箱)」を使用するか、保護者にスマートフォンを預ける。
勉強のやる気(モチベーション)は、行動を起こした後にしか湧いてきません(作業興奮といいます)。「スマホを見られない環境」を強制的に作ることが、モチベーション対策のすべてです。
受験生にありがちなのが、「夏休みは毎日15時間勉強する!」「参考書を15冊完璧にする!」といった、現実離れした過酷すぎる計画を立ててしまうことです。 こうした計画は、最初の数日で進捗が遅れると、一気にやる気を失う「完璧主義の罠」にハマりやすいのです。特にお盆休みあたりで気が緩み、一度計画が途切れると、そこから二度と元のペースに戻れなくなってしまいます。
計画は常に「想定の8割」の分量で組むのが鉄則です。 また、先ほど紹介した通り、毎週日曜日のように「予備日」をあらかじめ設定しておきましょう。計画通りに進まない日があっても、「日曜日の予備日で取り戻せるから大丈夫」と心に余裕を持つことが、長丁場の夏休みを完走するための最大の秘訣です。
「夏だし、もう受験生だし、過去問や難関大レベルの問題集をガシガシ解かないと!」と焦り、基礎がガタガタの状態で応用問題集(例:数学の『一対一対応の演習』や、英語の難関大過去問)に手を出してしまうパターンです。 基礎がない状態で難しい問題を解いても、答えの丸暗記になるだけで、初見の問題を解く力は一切身につきません。時間を浪費するだけで、成績は全く伸びません。
模試でE判定、あるいは偏差値が55以下の科目は、夏休みの期間中、「100%基礎の徹底」に時間を使ってください。 具体的には:
英語:英単語の徹底暗記、英文法の基本構造の理解、短い英文を正確に和訳する英文解釈。
数学:基本例題を、問題文を見ただけで解法の手順が口頭でスラスラ説明できるレベルまで解き直す。
国語:古文単語と古典文法、漢文の句法の完全暗記。
「夏に基礎を完璧にした人」だけが、秋以降、過去問を解いた時に恐ろしいスピードで点数を伸ばしていきます。夏に焦って応用問題に手を出すことこそが、最大の不合格ルートです。勇気を持って基礎に全振りしてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。 「夏期講習に『行かない』という選択は、自分にとって本当に正しい決断だ」と、確信が持ててきたのではないでしょうか。
しかし、この記事を「良い話を聞いたな」で終わらせてしまっては、あなたの現状は1ミリも変わりません。逆転合格を掴む人は、いつだって「今、この瞬間から行動を起こせる人」です。
あなたが夏期講習に行かない選択を成功させるために、今日、この記事を閉じた直後に実行すべき「最初の3つのアクション」を提示します。今すぐ、以下の通りに行動してください。
多くの親御さんは、「子供が夏期講習に行かない」と言い出すと、「この子はやる気がないのではないか」「受験を諦めたのではないか」と非常に不安になります。その不安を解消してあげるのが、あなたの最初の義務です。 単に「夏期講習には行かない」と言うのではなく、以下のように伝えてください。
「私はこの夏、塾の授業を受けるのではなく、自分の弱点である〇〇(科目・分野)の基礎を徹底的に参考書で埋めたい。その方が、授業を聞くより3倍の速さで勉強できるし、逆転合格できると確信している。 その代わり、毎日朝8時には図書館(または学校)に行って、夜21時まで1日12時間、この計画(ステップ2で見せたようなスケジュール)で本気で自習をやり抜くから、信じて応援してほしい。夏期講習にかかるはずだったお金は、秋以降の過去問対策や模試の受験費用、どうしても必要な参考書代に回させてほしい。」
ここまで真剣に、具体的な計画と覚悟を示されて、反対する保護者はいません。むしろ、あなたの自主性と成長を心から喜び、全力でサポートしてくれるはずです。
あなたの志望校(国公立や私立文系・理系)の配点や、自分の弱点に合わせて、この夏休みに「絶対に完璧にする参考書」を、各科目1冊ずつ(多くて2冊)決定しましょう。 本屋の参考書コーナーに足を運び、実際に中身を見て、「この解説が自分にとって一番分かりやすい」「このレイアウトなら、毎日何回も復習して飽きずに続けられる」と感じるものを、自分の意志で選んでください。 選んだらすぐに購入し、最初のページの余白に「〇月〇日までに3周完了!」と、強い決意をペンで書き込んでください。
明日、あなたは何時に起きますか?そして、どこで勉強を始めますか? これを今、この瞬間に決めてください。「明日の朝、起きてから考えよう」では、絶対に二度寝するか、スマホをダラダラ見て午前中を無駄にします。
「明日は朝7時に起きる」
「朝7時半に家を出て、8時15分に学校の自習室(または近くの図書館)に到着する」
「席に着いたら、まずは英単語帳を20分間、集中して暗記する」
このように、明日の午前中の行動を完全に脳内でシミュレーションし、手帳やスマホのメモに書き留めてから、今日は休んでください。
今回は、大学受験の夏における「夏期講習に行かない」という選択について、そのメリットや具体的な成功戦略、陥りがちな失敗と対策を解説してきました。
要点を以下にまとめます。
夏期講習に行かない選択は、逆転合格を目指す上で大いに「アリ」である。
講習に行かないことで、「自分の弱点克服に100%時間を割ける」「移動などの時間ロスをゼロにできる」「参考書で超高速学習ができる」という計り知れないメリットがある。
自習を成功させるためには、現状分析から夏の目標を設定し、1日12時間の黄金スケジュールを固定すること。
参考書はあれこれ手を出さず、「1冊を完璧にする(4日進んで2日戻る)」サイクルを徹底する。
自宅の誘惑に負けないよう、スマホを物理的に遠ざけ、自習室などの「強制力のある環境」に身を置くこと。
焦って過去問や応用問題に逃げず、偏差値が足りない科目ほど「基礎の徹底」に全振りすること。
私は高3の夏、周りの友達がみんな予備校の夏期講習に通い、分厚いテキストを抱えて歩いている姿を見て、ものすごい恐怖と焦りを感じていました。自習室の机に向かいながら、「本当に自分のこのやり方で合っているんだろうか」「あの授業を受けているライバルたちに、どんどん置いていかれているのではないか」と、夜も眠れないほど不安になった日も一度や二度ではありません。
しかし、秋になって模試の結果が返ってきた時、その不安は一瞬で吹き飛びました。 夏期講習で「授業を聞いて満足していた」友人たちの成績が伸び悩む中、必死で参考書にしがみつき、自分の弱点と泥臭く向き合い続けた私の偏差値は、一気に15以上も跳ね上がっていたのです。 そして、その勢いのまま、E判定から憧れの国公立文系大学の合格通知を掴み取ることができました。
断言します。受験において最も価値があるのは、授業を聞いている時間ではありません。「自分で悩み、自分で考え、自分で問題を解いて、自分の力で『できる』ようにした時間」だけが、入試本番であなたを救う最大の武器になります。
あなたの「夏期講習に行かない、自分の力で合格を掴み取る」という強い決断を、私は心から応援しています。この夏、自分を信じて、覚悟を持って机に向かってください。秋には、一回りも二回りも大きくなった新しい自分が待っています。
夏期講習に行かないと決めたものの、 「本当にこの参考書で合っているのかな……?」 「自分だけの学習計画を、もっと具体的に作ってほしい」 「志望校合格に向けて、どの科目をどのペースで進めればいいのか自信がない」
もし、そんな悩みを1人で抱えて立ち止まってしまいそうなら、私たちの力を頼ってください。
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